親父、幼児化する

 こんにちは。オレです。

 昨日の朝、そろそろ親父を散髪に連れていこうかと思い、馴染の床屋さんへ電話。「どうぞ♪今空いてますから来てください」との事なので親父に「ささ、行きましょう」と声掛けしました。

 ところが、寝起きが悪かったのかイマイチ、動きがよくありません。テンション低いままノロノロと玄関へ。

 ちょうどオレの息子が学校へ行く時間になり、2階から小走りで降りてきました。玄関先でのそりのそりと靴を履こうとしてた親父の肩に“コツン”とぶつかりました。

 急いでいた息子はそのまま「いってきます」と外へ。ぶつかられた親父はそこで「痛い~(>_<)」と絶叫し、立ち上がると「うぇ~~~ん」と泣きながら部屋へ戻っていきました。

 ええっ!?ぶつかったといっても“コツン”です。そんな絶叫するような痛さがあるとは思えないのですが・・・。

 両手で顔を覆って泣きながらトボトボと去っていく様子は、まるで3、4歳の子供そのものです。認知症で幼児化するとは聞いていましたが、ここまではっきりと出るとは思いませんでした。

 部屋に戻った親父をなんとか諭して、車に乗せ床屋さんへ連れていきました。床屋の大将から「お父さん、いらっしゃい♪」と声を掛けられると、それまでメソメソしていたのがニコニコ顔に。

 それから1時間後、迎えに行くと、何事もなかったかのようにいつもの親父に戻っていました。ぶつかられた痛さも悔しさも忘れてしまったようです。ちょっとした事で大げさに泣きわめきはしますが、後々引きずらないのが認知症の利点なのでしょうか・・・。

本日のじい様プレート

(照焼きチキン、カツオのタタキ、揚げと小松菜炒め)

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