親父、こっそり嫁をもらう

 こんにちは。オレです。

 今朝の親父、いつもより動きにキレがあり、自分で布団を畳むという偉業を成し遂げました(笑)キビキビと顔を洗って、押入れの前にドンと座り込み、何やらゴソゴソと引っ張り出しています。

 最近持ち歩かなくなった黒いバッグに、色々なものをギュウギュウと詰め込んでいるようです。遠目に見てみると、ノートを数冊、すでに手放した車の任意保険証、年金に関する書類、地図、旅行雑誌のるるぶ(?)等々。

 数ヶ月に一度あるんですよね。やる気モードのスイッチが入る事が。

 お父さん、この荷物どうするのですか?・・・「事務所(デイサービスの事)に持っていく」

 誰かに見せるのですか?・・・「嫁さんに見せる」

 あなた、嫁をもらったのですか?・・・「はい」

 まさか妄想の中で再婚しとるとは。という事はオレの新しいお母さんですかっ(笑)という事は地図と「るるぶ」は新婚旅行用の資料なのでしょう。

 あまり突っ込むとまた本人が混乱するので、尋問はそこまで。親父がトイレに立った隙に保険証等の個人情報が記してあるものを抜いておきました。

 そして夕方、帰宅した親父。バッグを大事そうに抱えてオレのところに持ってきました。

 「卵が入ってるから冷蔵庫に入れておいて」・・・いやいや開けてみても入っているのは新婚旅行用の地図と「るるぶ」だけですが。

 動きにキレが出て、やる気モードのスイッチオンでも、話のつじつまが・・・(苦笑)

本日のじい様プレート

(回鍋肉、銀ヒラスの照り焼き、揚げ出し豆腐)

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