お薬の帳尻合わせはいけません

 こんにちは。オレです。

 親父は色々な薬を飲んでいます。血糖を下げる薬、血圧を下げる薬、不整脈を抑える薬等々。もちろん認知症に関する薬も服用中です。

 これらが朝・昼・晩と組み合わせが微妙に違ったりするので大変です。その為投薬カレンダーを使って一週間分まとめて管理しています。

※投薬カレンダーはこれね。

 毎食後、これのポケットから薬を取り出して飲ませています。昨日、朝食後にいつものように薬を取り出して親父へ。ところが、うっかり夕食後の薬を飲ませてしまったのです。

 オレはそれ程深く考えずに、夜に今朝の薬を飲ませて帳尻を合わせとけばいいやと思いました。そして夕食後、本当は朝に飲むはずだった薬を親父へ。

 特段問題もなく親父は就寝。そのまま朝を迎えました。すると何かヘンなのです。キッチンにやってきて嫁に「昨日からここにバナナの皮が転がっているだろ?」と尋ねたり、履いているズホンを「破れているから履き替える」と言ったり。

 もちろんキッチンの床にバナナの皮等無いし、ズボンもまったく破れていません。

 オレはそこでピンときました。昨夜飲ませた薬。その中にいつもの定番「リスペリドン錠」が入ってなかったのです。何故ならうっかりオレが朝から飲ませたから。

 「リスペリドン錠」は親父が認知症を発症してすぐ、幻視や妄想が酷い時に処方してもらった薬です。それを飲むようになってから暴れる事もなく穏やかになったのです。それからずっと毎日欠かさず飲ませていました。

 わずか一回飲まなかっただけで幻視が見えるようになるとは。朝と夜を入れ替えて帳尻合わせようとしてもダメなのですね。改めてお薬様のパワーを思い知らされました。気をつけよう、気をつけよう。

本日のじい様ランチ(ディナーだけど)

※タケノコと新じゃがに彩り人参の煮物、塩さば、かまぼこ&竹輪(きゅうりを添えて)

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