「願望」という名の意欲

 こんにちは。オレです。

 2日間の連泊ショートステイを終えて帰宅した親父。これといった問題もなく、無事に過ごしたようです。施設からの連絡帳にはいつもながら同じ言葉が・・・「時折、帰宅願望が強くなり外に出られようとしてました」

 この「帰宅願望」はショートステイの時だけでなくデイサービスの際の連絡帳にもよく登場します。では親父はそんなに家が好きなのかというと・・・「???」です。もちろん自宅だから一番落ち着ける場所だというのはあるでしょう。しかしそれ程「帰宅願望」が強い親父なのに、家にいる時は「外出願望」が出てくるのです。

 前に書いた事があるのですが、毎朝デイサービスがのお迎えが来る1時間程前から玄関に座り待っています。

こ~んな感じでね♪

 デイが休みの時も落ち着かずに家の中をウロウロ。隙あらば脱走しようとするのでまったく目が離せない状態です。若い頃からせっかちでじっくりと腰を落ち着ける事が苦手なタイプでした。認知症でそれがエスカレートして常に次の行動を取らないと不安になるのでしょう。

 この事を施設のスタッフに話してみました。すると「動こう、何かをしようと思われる意欲があるのは良い事ではないでしょうか」との返答をもらいました。確かに、親父は認知症になって趣味が娯楽等に対する意欲は失せてしまいました。この親父の「帰宅願望」「外出願望」は残された親父の数少ない意欲かもしれません。

 しかしこの意欲には脱走というおまけが付いてきます。親父の意欲保持の為の見守りは続きます(笑)

本日のじい様プレート

(冬瓜のそぼろ煮、餃子、イワシの刺身)

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