老人ホーム転落事件と要介護度

 こんにちは。オレです。

 今テレビを賑わせている川崎市の有料老人ホーム転落死事件(※2015年の夏に起きた事件です。)オレらにとっても他人事とは思えない事件です。

 確かに短期間で連続して3人転落るというのは不自然ですね。しかも当直していた職員が同じ人間で、今は利用者のお金を盗んだ事が発覚して懲戒解雇になったとか。

 当然ながら毎日のワイドショーでは事件を疑う報道がなされています。120cmのフェンスをスタジオに持ち込んで、「これを老人が乗り越えるのは無理だろう」とか・・・確かに120cmだとオレでも無理だと思います。

 亡くなられた方が「要介護3」だったという事でそれがどれくらいのレベルかというのも紹介されていました。時間の関係上詳しい説明ではなく「自立して歩けないレベル」というものでした。すると「車椅子じゃないと移動できないんですね。それではフェンスを乗り越えるのは考えられません」という結論に。

 あくまでも一般論で出た結論でしょうが、うちの親父・・・要介護3」ですが自立で歩きまわるんですよね。しかも食欲も旺盛で力も強いのです。120cmのフェンスももしかしたら乗り越えるかも・・・。

 別にテレビでの検証に茶々を入れるつもりはありません(笑)ただ要介護度にも個人差があるって事を言いたかっただけで。

 裏を返せば、体力的には問題ない親父が「要介護3」に認定されているのは、それ以外に人としての日常生活に大きな問題があるという事です。なまじ体力があるだけに、目を離すと何をしでかすか分からないという問題ですが(苦笑)

 話はそれちゃいましたけど、もしこの事件に疑われている元職員が関与しているのなら、単なる殺人事件ではなく、介護業界全体の抱える問題が原因になると思います。

 根っこは待遇が悪い為の人手不足ですよね。うちの親父がお世話になってる施設も人手が足りず、いつもバタバタしているような感じです。

 亡くなった方の事を思うと不謹慎かも知れませんが、今回の事件でもっと介護現場の現状が浮き彫りになって、改善の為に国や地方自治体を動かすキッカケになればと思います。

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