備えあれば憂いなし

 こんにちは。オレです。

 若い頃から人一倍心配性だった親父。「備えあれば憂いなし」の諺を地で行く人です。

 何かあったらすぐに走れるように車のガソリンは常に満タン。洗剤やティッシュ等の生活日用雑貨は常に倉庫にストック。ここまではいいのですが、問題は日持ちしない食料品。

 卵や牛乳等も余分にストックして、賞味期限はおろか、消費期限を過ぎても消化できず捨ててしまう事もよくありました。

 昔ならまだしも、今はコンビニもあり24時間買い物ができる時代です。その事を何度も説明しても彼のストック癖は治りませんでした。

 今思い起こせば、これも認知症の症状だったのかもしれませんね。

 話変わって、昨日の事です。親父を恒例の内科検診に連れていきました。病院の受付で保険証を出そうとポケットを探るオレ。

 あれ???? 家を出るときに入れたはずの親父の保険証がない・・・・。

 病院の人に説明し、親父をお願いして慌てて自宅へ戻りました。

 部屋から玄関。移動した場所をくまなく探しても見つからない保険証。サーーーッと血の気が引くオレ。

 もしかして、外に落としたのかも・・・・。そうなると見つからないなぁ・・・・。不安な気持ちでオロオロしながら車を運転して病院へ戻りました。

 道すがらも、保険証らしきものが落ちてないかキョロキョロして運転・・・・見当たりません・・・・。

 病院の駐車場に付きシートの下を見ると、そこに保険証は落ちてました。一気に周りの風景がモノクロからカラーの世界に戻りホッするオレ。

 よかったぁぁぁぁ(*´д`;)…

 単純に運転中、ポケットからこぼれてシートの下に落ちただけでした。

 病院で待っていた親父に事情を説明すると「無くしてもいいように保険証は何枚もいるな。明日役所に俺がもらいに行く」とのお言葉。

 いやいやお父さん、保険証はストックできるものではございません・・・。

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