月日は流れ12月

 こんにちは。オレです。

 12月に突入。今年もあと1ヶ月切りました。毎年ですが、この時期になると何か忘れ物をした気がして、それが何かも分からないまま、気が付けば大晦日。そのくり返しです。

 緩やかだけど、確実に年月は流れています。親父にとってもそれは同じ。

 平日は、朝起きて顔を洗い食事をして、薬を飲みデイサービスのお迎えを待つ。夕方に帰ってきて、すぐ風呂に入り、夕食を取り就寝。このくり返しです。

 何の変化も無く、ただ淡々と生活を続けているのですが、このパターン化された行動を確実にこなす事が今の親父とって重要な気がします。

 先月位から、デイサービスが休みの日曜日は庭いじりもせず、テレビを見てもうわの空。まったくやる気を無くして一日中ボーッとしています。

 夜になると、身の回りにある物をまとめて荷造りをし、「明日、家に持っていく」と意味不明の発言。

 いやいや、お父さん。ここがあなたの家です、と何度言っても通じません。

 よく考えてください。この家を建てたのは誰ですか?と問うと「大工さん」というコントのような答え。

 そんな押し問答を夜中に何度かくり返し、迎える月曜の朝。荷造りをしたまません妄モードの親父。

 時間になりデイサービスの車が迎えにくると、シャキンとして、ニコニコ顔で乗り込みます。そして夕方はいつもの親父に戻って帰ってくるのです。

 やはり毎日の決まったパターンで精神的なバランスを保っているのでしょう。それが崩れるのが彼にとって、一番の苦痛みたいです。

 少しずつだけど、確実に症状は進行しています。心配は尽きませんが、穏やかに過ごしてくれるならヨシとしましょう。

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