「金スマ」見て色々考えた

 こんにちは。オレです。

 昨日、TBS系で放送された「金スマ」に大山のぶ代さんのご主人砂川啓介さんが出演されて、大山さんの認知症発症からこれまでの経緯がVTRで紹介されていました(※2015年10月当時のものです)

 大山さんは2008年に脳梗塞を患い、2012年にアルツハイマー型認知症を発症。そこからの3年間、砂川さんはひとりで介護。砂川さんが「ドラえもん」という大山さんのイメージを崩したくないという気持ちから、世間に公表せずに頑張ってこられたそうです。

 介護生活を経験している者として、たったひとりで家族の介護がいかに大変か身に染みて分かります。しかも砂川さんも70代後半という老老介護です。精神的にも肉体的にも本当にきつかったと思います。

 オレは、40代(もうすぐ50ですが)でまだまだ体力的には余裕があり、一緒に介護に取り組んでくれる嫁がいて、デイサービスやショートステイで出助けしてくれる施設があり・・・それでも音を上げそうになることが、いやすでになってますが(笑)

 テレビの中で砂川さんも「介護はひとりで背負わない方がいい」とおっしゃってましたが、まさにその通りです。大山さんのように有名人で、イメージを守るために公表できないパターンだけでなく、一般でもカミングアウトに躊躇している人が多いと思います。

 「認知症は病気だから恥ずかしいものではない」という概念。確かにそうですが、中々それを受け入れられないのも事実です。それだけでなく、病気であることを公表して心配をかけたくないという気持ちもあるのではないでしょうか。

 そのあたりの事を含めて色々と考えさせられました。

 ※本日は親父ショートステイの為、じい様プレートお休みです。


 ここから下は2023年現在のオレが記述します。

 砂川啓介さんは2017年、がんでお亡くなりになりました。大山さんの介護とご自身の闘病。想像を絶する大変さだったと思います。砂川さんの葬儀に当たり、大山さんにショックを与えてはいけないと、ご本人に詳しい話をせずに他の近親者の方が喪主となり行われたそうです。現在、大山さんは施設に入所されて、穏やかに生活されているそうです。

 「認知症は病気であり恥ずかしいものではない」という考えは、この記事を書いた2015年から8年経った今、あの頃よりは世間に認知されてきたのかなと思っています。

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