介護離職ゼロは可能か

 こんにちは。オレです。

 参考URL (2015年当時の内閣府HPより)

 安倍さんのこの社会保障制度充実の考え、我々介護家族にとってはありがたいことです。しかし実際に介護離職を経験している人間の立場で気になる事が。

 「介護施設の整備」とは恐らく特別養護老人ホームを増設して待機老人を減らそうという事だと思います。ただこの「特養」の入所資格は今年の4月から「要介護度3以上」になっています。

 確かに要介護度3以上は、食事・入浴・排泄等の日常生活の最低限に介護が必要な人です。「2」以下はその基準に達していないという見解なのでしょう。

 ちなみにうちの親父、現在は「要介護度3」です。しかし、去年認知症を発症した時点の調査では「要介護度1」と認定されました。でもオレが介護離職しないと生活が出来ないレベルでした。

 つまり体が健康で、自由に動けても認知力の低下・せん妄症状等で24時間誰かが見守りをしないといけない状態だったのです。なまじ体が動くだけに、ほっておくと何をしでかすか分からない。待ったなしの状態だけど「要介護度1」なので特養の入所資格も無し。となると介護離職するしか手は無かったのです。

 つまり特養を増設して介護人材を育成していただくと同時に、ケースバイケースで入所資格の見直しもしていただけたらありがたいなと思います。

 オレらと同じ条件の方もきっと多いはず。このままでは施設が充実したとしても、要介護レベルが3以上になるのを待つしかないという本末転倒な事になりかねないのではないでしょうか。

昨日のじい様プレート

(今日はショートステイで親父不在の為)

(筑前煮、サバの煮付け、ポテトサラダ)

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