この人ってもしかして・・・

8日午後10時20分ごろ、大阪市淀川区の阪急京都線南方駅近くの踏切から乗用車が線路内に入り、京都方面に1駅分、約1・3キロ走行した。

淀川署は9日、往来危険容疑で、運転していた愛知県安城市の無職増井弘道容疑者(73)を逮捕した。淀川署によると、電車との接触はなく、けが人はいなかった。増井容疑者は、容疑を認めている。

淀川署によると、南方駅近くで駐車違反の取り締まりをしていた警察官が、8日午後10時20分すぎに「ガタガタガタ」と大きな音をたてながら線路を走る車を発見。約20分後、緊急配備を敷き警戒していた警察官が南方駅から北東に約2キロ離れた東淀川区淡路3丁目の路上で、増井容疑者の車を発見し停止させた。

増井容疑者は「道に迷って入り込んでしまいました。そのまま走ってしまいました」と話したため、事情を聴いていた。線路に接触したため車の底部が損傷し、エンジンオイルが漏れていた。淀川署によると、増井容疑者は「どこから線路に入って、どれくらい走ったのか覚えていない」と供述。
愛知県から大阪に来た理由も「友人に会いに来た。(友人の)住所や名前も分からない」と話しているという。

 阪急電鉄によると、京都線は営業運転中で、反対方面の電車の運転士が車を目撃。「車とすれ違った」などの無線連絡が入った。車は約6分後、南方駅の隣の崇禅寺駅近くの踏切から道路に戻った。京都線は、一時運転を見合わせ、約10分後に再開した。

 目撃した飲食店の男性店員は「セダン車が時速30~40キロで火花を散らしながら走っていった」と興奮した様子で話した。

http://www.nikkansports.com/general/news/1504523.html

 こんにちは。オレです。

 つい数日前、テレビや新聞を賑わせたこのニュース、報道では触れていませんでしたが、この73歳の男性・・・認知症かもしれませんね。

 「どこから線路に入って、どれくらい走ったのか覚えていない」「友人に会いに来た。住所や名前も分からない」等々、まるで数年前の親父みたいです。

 親父も日常生活に支障が出る程に症状が出る前、少しずつですが兆候が見られました。4年ほど前、車の運転中に間違って高速道路の出口から侵入。自分で逆走に気付き110番して交通機動隊に保護されました。

 その際に認知症の疑いがあると、警察から検査をしてくださいと言われ、オレも立ち会いの元、専門医で検査してもらいました。結果はギリギリセーフだったのですが、今考えれば発症の前兆だったのだと思います。

 あの時、親父が逆走に気付いてなかったら・・・考えただけでゾッとします。その後も3年程は普通に運転していたのです。小さな自損事故はいくつか起こしましたが、他人様を巻き添えにしなかったのは本当に運が良かったのだと思います。

 今回の事件の男性も当然認知症の検査はすると思います。その際の責任問題も出てくるでしょう。

 ネット上のニュースによっては、線路との摩擦で火花散らし走る「まるでデロリアン」という若干軽いノり的な取り上げ方もありましたが、オレはまったく笑えませんでした。

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