映画に自分を投影

 こんにちは。オレです。

 若年性アルツハイマーを扱った「アリスのままで」という映画。主演の人がアカデミー賞主演女優賞を受賞した事からワイドショーで取り上げられていました。

 ネット上でそれに関する記事を見つけました。こちらです。

 映画に見る認知症。

 記事によると原作者の人が小説を書き終えて出版社に持ち込んだところ「こんなテーマじゃ売れない」と相手にされず、自らブログ等のネットを利用してアルツハイマー協会や専門家からのお墨付きをもらい自主出版。その後SNS等で話題になり、売上が上がり映画化までこぎつけたそうです。

 最初の「売れない」という出版社の判断。それこそが世間一般の認知症に対する意識の低さじゃないでしょうか。オレも今でこそ認知症患者の家族として、この手の話題には関心を持つようになっていますが、ほんの一年前まではまったく眼中になかったです。

 対岸の火事という諺がありますが、みんな当事者にならないと他人事で終わらせてしまい中々意識を高くできないものですよね。

 しかし、この映画のようにアルツハイマーや認知症と深く向き合う映画が脚光を浴びれば、社会的認知度も高くなっていくと思います。

 同じようなテーマの映画、渡辺謙の「明日の記憶」は公開時に観ました。その時のオレは主人公の苦しみばかりに目が向いていたような気がします。今なら介護する家族にも自分を投影させて観ることができるのではないかと感じております。

 そういや、2ヶ月程前に「ペコロスの母に会いに行く」をDVDで観たときは、息子さんのハゲ頭にオレの姿が映ってるのではないかという程感情移入したよなぁ(笑)

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