全ての現象には必ず理由がある

 こんにちは。オレです。

 先々週くらいから半年以上飲んでいた精神安定剤睡眠導入剤に切り換えた親父。

 最初は眠剤が効きすぎたり、体質に合わずせん妄状態になったり等のトラブルがありました。色々試行錯誤を繰り返して、ようやくブロチゾラム錠という薬を半分にして飲ませるという形に落ち着き、平穏な日々を送っております。

 それに連動するように親父に変化が見られました。食事の食べこぼしが減ったのです。食卓に座る度にポロポロとこぼして、拭く為のティッシュボックスが1週間に1箱という中2男子並みの消費(笑)だったのですが、ここ2週間は新しいティッシュを出していません。

 これはもしかして認知症回復の兆しでは、と少し期待が!でも話す内容は相変わらず支離滅裂だし、失禁の頻度は増えてるし、これはどうみても回復ではございません。

 オレはある事を思い出しました。最近まで飲んでいた精神安定剤を最初に処方された時、医師から「副作用で口元が緩くなりよだれが増えるかもしれません」と言われてたのです。

 親父はよだれダラダラにはならなかったので、その事をすっかり忘れていました。でも考えると食べこぼしが増えてきたのはこの頃からです。

 そうです。親父は副作用で口元が緩くなったので食べこぼしていたのです。だから服用をやめてからここ最近、お上手に食事できるようになったのです。

 全ての現象には必ず理由がある

 好きだったドラマ「ガリレオ」の中での湯川先生の口癖です。ふいに頭に浮かびました。

 そういえば、親父がトリプル眼鏡をかけてたのも調べてみると、新しい眼鏡を無くして見えなかったからという理由がありました。

 突拍子もない行動を取る時に「認知症による衰え」からという決めつけがちになります。まぁ、ひとつひとつに理由を探るって大変だし、笑える言動は“天然”として片付けてしまいたいという願望もあるし。そうでもしなきゃ、やってられませんよね(笑)

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