こんにちは。オレです。
前に認知症の人に幻視が見えたり、徘徊したりするのは、他の人とは違う時間軸を生きているのだと書きました。
親父は、せん妄症状が出ずに普通に過ごしている時でも、若干オレ達とは違う時間を生きているんじゃないかと思う事があります。
デイサービスから帰ってきた時、機嫌がいいとその日にあった出来事を話してくれます。
そこにニシタケという人物がよく登場するのです。他のデイの職員や利用者さんに関しては、「○○から来ている人」とか「あのメガネをかけた男」等の出身地やその人の特徴で呼びますが、ニシタケさんだけは何故か固有名詞なのです。
そのニシタケさんに関して、親父との会話の中から分かることは
①親父が定年まで勤めた職場の後輩(一緒に仕事をしていた)
②その時の肩書きは「部長」だった
③今は転職してデイサービスの職員
④若い男性である
の4つです。
しかし、親父が仕事の定年を迎えたのは約25年前。その時に部長の肩書きだったら、すでにいい年だったはず。どんなに若くても30代後半から40代ですよね。
すると、現在のニシタケさんは少なくとも60代以上。確かに、親父から見れば若い男性には違いありませんが・・・。
オレが知る限り、そこまで年配の職員さんは見当たりません。親父に何度も、「職員さんじゃなく、利用者さんじゃないのか?」と聞いても「いや職員だ」と言い張ります。
そのニシタケさんが、親父の育てている椿の苗を分けてくださいと言ったらしく、長さ1m以上ある苗木を抱えてデイに持っていこうとする親父。
いやいや、お父さん。そんなにデカいのだともらった相手も大変だし、第一、車に乗りませんがな。
なんとか、なだめすかして、小さな植木鉢に苗の一部を植えかえて持っていく事にしました。
本当にニシタケさんは欲しいと言ったのか確認する為にデイに電話。
オレ:あの、ニシタケさんという方が苗を欲しいと言われたそうなのですが・・・。
職員:?? ニシタケ?? 職員にそのような者はいないのですが・・・。
オレ:へ?? 親父の話に度々登場していますよ。
職員:・・・あああ!そうそう!お父様は、山下(仮名)という看護師を「ニシタケ」「ニシタケ」と呼んでらっしゃいます。
オレ:そうだったんですか。で、その山下さんは男性の方です?
職員:いえ、女性です。
親父のこれまでの証言を覆すような新事実。んんん?頭がこんがらがってきた(笑)
その後もニシタケさんは、親父の話に登場しています。
元職場の後輩、デイのスタッフ、男性という情報にはブレがなく、女性の看護師だという事はひと言もいいません。
しばらく経緯を見守りたいと思います(笑)
ちなみに、持っていった椿の苗はデイの庭にある花壇に親父寄贈の札を付け、チョコンと置かれていました。
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