中国四千年のパワー!?

 こんにちは。オレです。

 10月に入り、オレの介護生活も約1ヶ月が過ぎました。

 認知症発症時は、幻視・妄想・徘徊でどうなる事かと思った親父も、ここのところは落ち着きを取り戻しております。

 最初に病院で処方された薬が「リスペリンドン錠」。これを飲んだ日から夜中に「侵入者がいる!!」と騒いで暴れる事が無くなりました。

 プラスその2日後くらいに、新たな薬を処方してもらいました。

 「抑肝散」という漢方薬です。一日に3回、食後に服用してくださいとの事。

 元々、子供の夜泣きや神経症に効果がある薬らしく、近年ではアルツハイマー型認知症の妄想や徘徊にも効能がある事が知られているらしいっす(ウィキペディアより一部コピペ)

 封を開けて匂いをかいだら、これがまたキョーーーレツな苦さが鼻をツーーーンと(笑)

 果たしてこの強敵を親父は素直に飲んでくれるだろうかと不安になりながら、恐る恐る差し出してみました。

 しかし、親父は血圧から、内蔵系、脳梗塞の薬まで毎日服用しているスペシャリスト。鉄の胃袋を持つ鉄人じじぃです。

 何事もなくペロリと飲んでしまいました。

 しかも飲み込んだあとに「クーーーーッ これは効くなぁ。さすが漢方だ!」と感心しています。

 一体彼は何に効くと申してるのでありましょうか。しかも即効性ありすぎやろ(笑)

 その後もこの抑肝散をすっかり気に入ってしまい、デイケアサービスに行っても食後に「効く漢方をくれ」と自分から職員さんに言っているらしいです。

 毎度ここに記していますが、今のところ親父に認知症だとは告知していません。

 でも、取り巻く環境の変化で自分でも薄々は気づいていると思うのです。

 親父にとってこの漢方薬は、病気かもしれないという不安から守ってくれるお守りのような役割をしている気がします。

 症状改善に加えて、精神的な支えの役割を担う、さすが中国四千年のパワーですね(笑)

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