特養申し込みの結果が来た

 こんにちは。オレです。

 夏場に申し込んだ特別養護老人ホーム審査の通知が届きました。結果、親父は入所対象で、希望を出したホームへの入所待機期間に突入です。

 今現在、親父の認知症の進行も緩やかになり、生活的にも安定している状態。本当ならこのまま最期まで看取ってやるのがベストかも知れません。でも、オレや嫁のどちらかに何かがあれば完全にお手上げ状態になるのは目に見えています。そうなった時の為に選択肢を作っておこうと申し込んだのです。

 申し込み時に、約2年の待期期間となるでしょうと言われました。結局、今入所している人が退所するまでの順番待ち。ちょっと無神経な言い方をすれば、誰かが亡くなるのを待つ状態です。

 当初言われた通りに2年待ちになるのか、はたまた現在入所している方がお元気で(笑)2年以上かかるのか、もしかしたら明日にでも順番が回ってくるのかは分かりません。でも、とりあえず今の暮らしのゴールは設定できたかなと思います。

本日のじい様プレート

(クリームシチュー、カボチャサラダ、鯵の刺身、カマスの塩焼)

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 ここからは2023年現在のオレの投稿です。

 この当時のオレの心境…特養を申し込んだ理由については本音を語っていません。やはり最後まで看取ってやるのがベストだという心境に嘘はありませんが、自分か嫁のどちらかが倒れた時の事より、もっと大きな理由がありました。

 これからの自分自身の事です。介護生活に入って約1年半。この当時のオレはすでに50代に突入していました。介護離職で一般社会から少し離れてしまった自分。もしこのまま親父の介護が続いて、それが終わった時…再就職が不可能な年齢になってしまっていたらどうしようという不安があったのです。

 ちょうどこの頃、テレビ番組で介護離職の特集があり、キー局のアナウンサーをされていた男性が、親の介護で離職、数年のちに社会復帰をしようとした時、アナウンス技術という唯一無二の特技がありながらも年齢的に仕事に付けず、ホームレス生活になってしまったという現実が問題になっていました。

 オレは怖くて、怖くてたまりませんでした。それでもその理由は、自分の都合で親を捨てたみたいな負い目があり、書くことができませんでした。

 しかし、これらの経験を踏まえて、今なら言えます。

 自分の生活を第一に考えるのは親不孝ではありません。子どもが不幸になることを望む親がいるでしょうか。まして自分のために犠牲にしてしまう等、親父はたまらなく悲しかったと思います。

 まだまだ、2015年当時のオレの悩みは続きます。

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