子の心、親知らず

 こんにちは。オレです。

 GW中に親父にショートステイを頑張ってもらい嫁の実家に行ってきました。現在お義父さんとお義母さんの二人暮らしの実家。お義父さんは昔、脳梗塞になった後遺症で体の半分が不自由です。デイサービスやヘルパーさんを利用しながら自宅でお義母さんが面倒を見ています。いわゆる老老介護です。

 幸いな事にお義母さんはまだまだ若々しく元気で、自営で仕事もバリバリとしています。今回はそのお義父さんとお義母さんの米寿と喜寿のお祝いで、子供や孫が集まったのです。

 お義父さんは強面(こわもて)だったのですが、やはり年のせいか体も細くなり穏やかな表情のおじいちゃんになってました。孫たちに囲まれて嬉しそうでした。頭はしっかりしていて、オレとも共通の趣味であるプロ野球の話で盛り上がりました。

 身体は不自由でも周りとちゃんと会話ができるお義父さん。身体は元気だけど会話をするのが難しいうちの親父。※この場合の「会話」は双方で筋の通ったやりとりができるという意味です。

 介護が必要な二人ですが両極にあるんだなぁと思いました。

 毎日、介護をされていてお義父さんはお義母さん達に対して感謝の気持ちや申し訳ないという気持ちがあると思います。それに自由に動けないもどかしさもあるでしょう。

 親父の場合は介護されているという自覚は無いでしょう。たまに世話するオレに「ありがとう」という事はありますが、それは介護に対してと言うより、ちょっと物を取ってもらった感覚のありがとうだと思うのです。

 果たしてどちらが幸せでどちらが不幸なのかは何とも言えませんが、介護する側からすれば、こちらの思いがちゃんと伝わるのはうらやましいような気持ちになりました。

 介護していて何がいちばん辛いかって、こちらの気持ちが伝わらずウザがられる「子の心、親知らず」な時なのです(笑)

本日のじい様ランチ(ディナーだけど)

※ハッシュドビーフ、ピリ辛チキン、フライドポテト、マカロニサラダ

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