新しい生活パターン

 こんにちは。オレです。

 以前見学に行った小規模多機能型居宅介護事業所、今週より利用開始です。小規模多機能型居宅介護事業所だと長たらしい名前なので施設Sと表記します。

 利用方法は、朝からは毎日通っている病院のデイサービスへ。15:00位まで滞在し、その後施設Sへ送ってもらい、18:30まで過ごし家に送り届けてもらうというパターンです。

 小学生が学校終わった後に過ごす学童保育のような感じです。親父にはオレが外に仕事に出る事になり(※これウソね)家にいないので夕方まで施設Sで時間を潰してきてくださいと、下から下からお願いしました。

 ウソを付く事に若干の後ろめたさを感じましたが、そこはそこ。相手の事を考えてのウソがなければ介護はつとまらないのだと自分に言い聞かせました。

 さすがに「仕事」が理由となると元企業戦士としてワガママは言えない親父。なんとか(頭では)納得してくれました。

 とは言っても彼の中で新しい施設に行く事に不安があったのでしょう。数日前より、会話の中に昔の知人(故人)が頻繁に登場する等の混乱が見られました。今日はデイサービスでの昼食も拒否したらしく、心配したスタッフさんから連絡がありました。

 そして夕方、18:30を回った頃、施設Sの人に送られて無事帰宅。それほど抵抗もなく穏やかに過ごしていたとの事でひと安心です。

 緊張がほぐれたのか、テンション高めで一日の出来事を延々としゃべり続ける親父。ただ今日の出来事と数十年前の出来事が一緒くたになり、支離滅裂でほとんどは意味不明でしたが(笑)

 そして昼飯抜きの空腹の為か、すごい勢いで晩ご飯を食べてコテンと寝てしまいました。彼自身もホッとしたのでしょう。今大いびきで爆睡しています。

 親父が外で過ごす時間が長くなれば、オレも余裕が出来て色々な可能性広がります。

 このままいい感じで慣れてくれるのを願うばかり。次の目標はお泊りです。これさえクリア出来れば、万が一の場合もオレは自由に動けます。

 ぶっちゃけうちの親父だけでなく、嫁の親も高齢でいつ何が起きてもおかしくありません。それらの心配を解消する為にも施設Sを利用した新しい生活パターンを確立させなければ。

 ぐゎんばれ!親父!!!

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