こんにちは。オレです。
昨日の夕方、親父がショートステイで泊りの為、久しぶりにのんびりダラダラとしていたオレ。
隣の部屋からゴソゴソと音がします。何だろう思って行ってみると、嫁が箱から何かを取り出して組み立てようとしていました。
何をやってるのだ?と聞くと提灯を組み立てているとの事。そうです。お盆なのでご先祖様を迎えるための「迎え提灯」を組み立ててたのです。
これがなかなかの年代もので、細かいパーツ等を思い通りに付けれられずに苦労していました。オレも協力して、ああでもないこうでもないと言いながらなんとか組み上げました。
完成して嫁がひと言ポツリ「これ去年まではお義父さんが吊るしてたのにね」
そうだった、我が家ではこの提灯にしても正月のしめ縄飾りにしても季節の節目節目のイベントは親父主体でやっていたのでした。
去年のお盆・・・ちょうど親父の認知症が発症した頃でした。それでもまだ提灯を組み立てて吊るすという行為は出来たのでした。
今はきっと無理でしょう。お盆だという認識すら無いみたいです。親父の認知症の進行度合いがはっきりと形に出たような感じで少し寂しくなった夏の夕暮れでした。
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