こんにちは。オレです。
人間が社会人として生きていく上で必要な事ってありますよね。働いて収入を得て、食べて、家に住んで、衣服を着用し、周りの人とコミュニケーションを取る等々。
これらの基本的な事の繰り返しで人生を積み重ねていくものですが、それ以外のチョコマカした事を人は案外やっているものです。
半年前までの親父は基本的な事+チョコマカした事の管理は全て自分でやっていました。オレ、嫁、孫も同居はしていましたが、事実上二世帯住宅みたいなもので、お互いのプライバシーについてはノータッチだったのです。
しかし、認知症悪化で、思考力、理解力、学習能力が低下してしまった親父。生活の基本を管理するのが無理になり、オレが代行する事に。
まずは一番大事なお金の事から。せん妄症状が出ていない時に、ゆっくり、ゆっくりと年金収入や預貯金の事を聞き出し、通帳を念入りにチェック。各金融機関の担当の名刺を見つけては連絡を取り、事情を説明しての現状把握という、吉村作治先生のピラミッド探索のような地道な作業で、なんとか把握できました。
次に取りかかったのが荷物の整理です。親父の部屋のタンスや押入れを開けると、今にも雪崩が起きそうな程に物がビッシリ。昭和一桁生まれで、物が無いを経験しているだけに、不要になっても「もったいない」で捨てられないお年頃なのです。
とにかく嫁と二人、ヒーコラいいながら整理。すると持ち物の９割以上が、必要じゃない物だと発覚。断捨離、断捨離とつぶやきながら何とか処分しました。
という訳で、基本的な事の管理については代行できるようになりましたが、まだまだチョコマカした事が次から次に発生しています。
特に12月に入ると、保険関係のその年の支払い証明書って送ってくるでしょ。ええええっ！親父こんな保険に入ってたの？？ってのが届き、慌てて証書を探す事もしばしば。
他にも、お店のポイントカードの有効期限が近づき、このままではポイントが消滅しますよって案内や、謎の通販のカタログ等が来たり。
特に、ここ数年、年齢的な理解力低下で、セールスの勧誘等も来るものは拒まず状態で、簡単に色々と契約していたみたいです。
幸い悪徳商法には引っかかっていませんが、契約の継続を断るのもオレの仕事になっています。
季節が一回りするまでは、まだまだチョコマカ出てきそうです（笑）
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