ビニール紐かけが親父の仕事

 こんにちは。オレです。

 ここ数ヶ月、親父と言葉でコミニュケーションを図るのはかなり難しくなってきました。本人はいつも何かを訴えようとしているのですが、単語が出てきません

 「あれがそれして、これして●×△・・・」等言ってる途中で言葉が詰まり、こちらが聞き返すと、会話していた事すら忘れているみたいで返事もしません。

 こんな感じで徐々に気力も無くなっていくんだろうなぁと思いつつ、それでも本人は何かに抗っているようにも感じます。そんな感じに見えるのが今の親父のマイブーム『紐かけ』です。

 毎朝、食事を終えてからデイサービスのお迎えが来るまでの間、荷造りに使うようなビニール紐を持ち出して、ハサミでチョキチョキ切っては、自分の持ち物をグルグル巻きにします。

 1年半程前、まだ手先が器用だった頃は、こんな感じでバッグの取っ手を綺麗にグルグル巻きにしてデコレートしていました。

 さすがに今はここまでの作品は作れませんが、それでもスリッパにグルグル巻いて、補強(?)しています。

 おかげでストックのビニール紐はすぐに無くなり、新聞を古紙回収に出す時に慌てなければいけませんが(笑)、これも気力の表れと考えれば、大切な事なのかもしれませんね。

コメント