認知症と生きる「工夫」

川崎市「パターン・ランゲージを取り入れた『認知症アクションガイドブック(川崎市認知症ケアパス)』」

 こんにちは。オレです。

 この記事で紹介された本。建築手法の「パターンランゲージ」を認知症に応用して、多くの人が問題や解決方法を共有するためのツールとして活用・・・うーんなんか難しいけど(笑)オレなりに解釈すると、認知症患者や家族が抱えている問題をそれぞれカテゴライズさせて色々なパターンに当てはめていくといった感じでしょうか。

 普段生活していて起きる問題。はっきりとここが問題だ!と言えるものもあれば、あれれ?困っているには困っているけど何処が問題だったんだろうと思う物もありますよね。あまりにも漠然としすぎてちゃんと説明できない事とか。

 その時、その時の状況だけでなく、気持ちの持ち様で小さな問題が大きくなったり、その逆もあったり。例えば、うちの親父が排泄を上手に出来なくなった時、最初はオレにとって大問題でした。でも紙パンツでの予防や後処置の慣れ等から徐々に大きな問題じゃなくなってきた。要はオレ自身が慣れて気持ちに余裕が出てきた事が大きいと思います。

 しかしそこに至るまでは紆余曲折。具体的なパターン化されたマニュアルが身近にないから問題点が漠然として解決策に近づくのに時間がかかったと思うのです。

 つまりそういう日常の問題点や解決方法のパターン化を具体的したものの事ではないでしょうか。

 自分で書いてみて難しいのか簡単なのか良く分からなくなってきましたが(笑)興味はあります。

 それと「草木に水をやったり、家族のためにコーヒーをいれたりといった1人でできることを日課にする」という生きる為の工夫。これは今の親父の生活には無いものです。認知症になって色々なものから興味が薄れ、目が離せないのでオレも新しい何かを勧める事をしませんでした。悪く言えばただ食べて、ただ寝るだけの生活。

 これも親父が無事退院してきた時は、考えてやらないといけない事だと思いました。人間張り合いが無いと生きてる意味を見出せませんものね。

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