暖簾に腕押しでオウム返し尋問

 こんにちは。オレです。

 5月に入ってから毎週日曜日はお泊りに行っている親父。今週と来週は施設のスケジュールの都合で家で過ごす事になっています。

 という事で今日は約3週間ぶりに丸々1日、親父の見守りです。人間一度楽をすると、それまで当たり前の様にやっていた事がおっくうになるものですね。数日前からオレは気分がどんよりと(笑)

 しかし親父を放り出して逃げるわけもいかないし、オレは腹を括って日曜日を迎えたのです(大袈裟)

 なるべくイライラしないように、親父の言いたいようにやりたいようにさせてみようと思いました。暖簾に腕押し作戦です。

 朝から親父はお出かけ準備をしていました。そして9時を回った頃「行ってきます」と声をかけてきました。

 どこに出かけるの?と尋ねると「運動会」と答えます。もちろん運動会はどこも開催されていません。

 ここで否定すると親父は意固地になるし、オレもイライラします。かと言って肯定すると話がエスカレートしてややこしくなります。ここ1年でオレが学んだ事です。

 とりあえずオウム返しで疑問をそのまま親父に投げかけてみました。

 運動会はどこであるの?

 「小学校」

 どこの小学校で?

 「あそこの近くの……」

 あそこはどこ?

 「病院の上の近くの……」

 シドロモドロになってきたので、ここで質問を変えます。

 どこの運動会があるの?

 「うちの事務所の……いや、○○さんの会社の……」

 このようなやりとりを続けているうちに「今日は行くのは止めておこう」と言って部屋に戻っていきました。話の途中から徐々に自分の言ってる事の辻褄が合わない事に気づいたみたいです。

 その後、部屋のテレビで好きなサッカーを大人しく観ています。たまたまサッカーの試合中継が1日中あってくれて助かりました(笑)

本日のじい様プレート

※さんまの塩焼き、南瓜の煮物、キュウリ&わかめの酢の物

コメント