冬のオペラグラスと僕ドラえもん

 こんにちは。オレです。

 3週間ぶりに日曜日を丸々自宅で過ごした親父。昼間はテレビのサッカー中継を見てのんびりと過ごしましたが夕方からソワソワしだしました。

 夕食を終えて一旦就寝。しかし予想通り夜中の1時には布団を片付けて外出準備開始です。以前は説得してもう一度床に着かせていたところ。さすがに暖かいので風邪をひく事もなかろうと、玄関先の人感センサーだけ稼働させてオレは就寝。幸い朝まで出かける事はありませんでした。

 やはりイレギュラーな事が起こると混乱が見えます(親父にとっては1日自宅にいるのがイレギュラー)。今日から週の始まり。またいつもの生活でリズムを取り戻してくれるでしょう。

閑話休題

 ネットニュースにタレントの新田恵利さんが骨粗鬆症で寝たきりになったお母さんの介護をしているという記事がありました。昨年に圧迫骨折をして入院したお母さんが「せん妄症状」で言動がおかしくなり、退院後も在宅介護をしているとの事。(※2015年5月当時)

 圧迫骨折での入院からのせん妄症状。うちの親父とまったく同じです。高齢者にとって生活環境が変わる事はもの凄いストレスになるんでしょうね。うちもそうでしたが、新田さんも突然の出来事で心の準備も出来ないまま介護生活に入って相当な苦労があったと思います。

 新田恵利さんといえばおニャン子クラブ。オレが若い頃ドストライクのアイドルです。今でも寒い冬の夜に星を見ると“冬のオペラグラスで~♪”と無意識に口ずさむほどです。

 先日、認知症を公表した大山のぶ代さんもそうです。子供の頃から生活のどこかに必ず「僕ドラえもんです」のあのセリフがありました。

 テレビの中の人なんだけど、身近に感じていた人達です。上手く言えませんが「遠くの親戚より近くの他人」的な親しみを感じていたのです。

 その人達が今、オレと同じように認知症や介護と向き合っています。つまりこの時間の流れで起こるべくして起こった当たり前の事なのかなという気がしています。

 時々、今の生活が夢であってくれと願う事があります。いや時々じゃなくていつもです(笑)でもこれは現実なんですよね。向き合って生きていくしかないのです。だからこそ楽しく過ごさねばと言い聞かせるオレなのでありました。

今日のじい様プレート

※ぶりの照り焼き、煮なます、ポテトサラダ、鰹のたたき、豆ごはんおにぎり

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