新たな課題が増えました

 こんにちは。オレです。

 再び、入院した親父。しばらくは隔離部屋に入り、ちゃんとした検査結果が出るまでは待機状態のような感じです。

 本人は熱も下がり、パッと見は元気な感じです。食事も一日目は点滴のみの絶食状態でしたが、二日目の朝からは、言語聴覚士による嚥下リハビリでゼリーからのスタートです。

 ちょうどオレが行った時、その食事リハビリの時間でした。色々あって疲れているのか、はたまた薬が効いているのか爆睡状態の親父。

 言語聴覚士さんとオレから何度体を揺すられて、声をかけられてもまったく反応無く大イビキ状態です。

 ベッドの電動リクライニングを起こして、ほぼ直角状態にしても、まだまだ大イビキ。しかしゼリーをスプーンですくって口元まで持っていくと、口を開けるのです。これは完全な本能ですね。

 目を閉じたままでモグモグと口を動かす親父。しかし中々ゴックンとしません。無意識で口を動かしている感じです。2分程モグモグしてなんとか飲み込む。それを何回か繰り返しているうちに少し覚醒したのか、やっと目が開きました。

 「美味しいですか?」と聞くと「はい」の返事。やはりオレの事は誰だか分かっていない模様。

 親父にゼリーを食べさせながら、言語聴覚士さんから「退院中に刻み食を食べさせたでしょう?刻みは絶対ダメですよ。必ず誤嚥します」と怒られました。

 確かに、前回入院中の食事指導の際、「食べ物は必ずミキサーしてとろみ剤を入れる事」と言われていました。しかし、退院してからの親父の様子から「大丈夫だろう」とオレが判断し、施設での刻み食にOKを出していたのです。

 病院は絶対に危ない橋は渡らない為の指示を出しているのだろうと思い、実際、刻み食でも大丈夫じゃないだろうかと高を括っていたのです。

 恐らく、今回最初に親父を病院に連れていってくれた施設の人も怒られた事でしょう。しかし病院とは違い、家や施設ではそこまで細かいケアをするのは難しいものです。

 また一つ課題が増えました。

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