こんにちは。オレです。
誰しもがそこにあって当たり前の存在というものがあると思います。日常であり不変的なもの。ちょっと前まで「笑っていいとも」が日本のお昼の日常であったような。
大山のぶ代さんのドラえもんの声も同じような感じじゃないでしょうか。新しい声優さんになって10年以上経っても、ドラえもんの絵を見ると自然に大山さんの声が頭の中に流れてきます。
だからこそ、大山さんが認知症であると報道された時はショックでした。永遠であると自分の中で思い込んでいた存在も時代の流れには逆らえないのだなと思い知らされた感じです。毎日、間近で認知症の現状に触れているだけに愕然とした記憶があります。
その大山のぶ代さんが仕事復帰されたとか。これって凄い事ですよね。認知症高齢者の人って徐々に物事に対する意欲や執着が無くなっていくと聞きます。もちろんうちの親父もそうで、今まで好きだったスポーツや時代劇等も見なくなり、本や新聞にもまったく興味を示さなくなっています。悪く言えばただ食べて寝るだけの毎日(それでも健康でいてくれるだけありがたいのですが)
大山さんを仕事に駆り立てたものは一体何なのでしょうか。もちろん周囲の人の励ましや尽力もあったと思いますが、何より本人の中に病気を越える程の不屈のパワーがあったに違いありません。
やっぱり大山さんはオレらにとって、不可能を可能にする四次元ポケットを持ったドラえもんですね。
この記事を書いたのは、2015年7月で大山のぶ代さんが認知症を患っていると報道されていた時期でした。
2023年現在、大山さんは仕事をリタイアされ介護施設で穏やかに過ごされているそうです。
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