駆け込みドクターのスーパー介護士

 こんにちは。オレです。

 日曜の夜にTBSで放送された「駆け込みドクター」。テーマが認知症でしたので予約録画(その時間は大河ドラマを見ている為)。

 MCをしているオードリーが事前にラジオ番組の中で、この回で取り上げられたスーパー介護士の人が凄いと話しており、是非見てみたいと思ってました。

 そして録画を見ての感想。前評判通りの凄い人でした。

 ・お迎えの車から降りようとしない男性には、彼が元証券会社の人だった事から書類にサインしてくださいとお願いして車から降りさせる。

 ・徘徊している元警備員の人には、彼が巡回しているのだと気づき、施設前での交通調査員の仕事を辞令を書いてお願いする。

 ・入浴を嫌がる男性には白衣を着て医者になりきり、診察しますと言いながら服を脱がせる。更に自分も裸になり相手を安心させて一緒に入浴する。

 このように、それぞれの過去をしっかり把握してプライドを傷つけないように上手くコントロールする事例を紹介していました。全般的に感じたのは、この人はちゃんと利用者と向き合い、愛情を持って接しているなという事でした。

 彼のポリシーで施設は扉に鍵をかけず、利用者は自由に出入りする状態に。当然、目配りも半端じゃありません。

 彼曰く「介護は振り回されてナンボ。黒子になったり受け身になったりするのが大事」と。

 オレら家族はプロフェッショナルではないので、ここまで完璧な介護は無理です。でも振り回されてナンボという姿勢は見習うべきものがあるなと思いました。

 例えば最近のオレは、親父が何か自己主張をした時に「また妄想が始まった」という先入観から適当に流してしまうところがあります。外出しようとしても、先回りして鍵をかけて出られないようにする。

 認知症患者が妄想するのも、徘徊するのも全部理由があるといいます。それらを突き止めるのは大変な事です。だから介護するほうはまともに相手する事なく、時には力づくで患者を押さえつけてしまいます。

 それが良くない事は分かっているのですが難しいですよね。でも、スーパー介護士さんが利用者さんと向き合い笑顔で振り回されている姿はとてもカッコよく元気づけられました。

本日のじい様ランチ

※嫁得意の手作りハンバーグ、スパゲティサラダ、山芋焼き

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