薬への固執

 こんにちは。オレです。

 親父は毎週金曜日に、病院内のデイケアで薬を貰ってきます。1週間分まとめてなので、当然翌週までは貰えません。

 何故か、毎日「薬をくれ」と言うので、デイのスタッフさんが「今月は○日と○日です」と処方日をカードに書いて渡してくれています。

 親父はそれを見て、自宅のカレンダーに赤マジックで印をつけています。

 それでもほぼ毎日「薬をくれ」と言っているらしいです。その時は、カードの存在も、自分でカレンダーに付けた印もぶっ飛んでいます。

 スタッフさんの説明に納得できないと、怒りのスイッチが入るらしいです。

 家に帰ると「今日も薬はもらえんかった!」と激おこプンプン丸の表情で訴えますヽ(`Д´)ノ

 投薬カレンダーの前に連れて行き「ほれ、薬は来週分まで満タンじゃ!」と見せると一時的に納得。

 しかし、翌日にはまた同じ事の繰り返しです。これは単なる物忘れではないような気がします。薬に対する異様なまでの固執が感じられるのです。

 「クスリ、クスリ…」って、傍から見れば危ない中毒患者のような(*´д`;)…

 先日書いたように、親父の中でデイサービスへの通所が仕事に行っている感覚ならば、薬を貰うというのも仕事のうち。

 給料をもらう事と同じとまではいいませんが、職場での自分の評価対象みたいなものと思っているのではないでしょうか。

 自分がその場所にいる存在理由として目に見える薬という物を要求しているのではないかと。

 オレが小難しく考えたところで、親父がスタッフさんにぶつける理不尽な怒りが解決する訳でもございません。

 とりあえず、薬は小分けし、一日分を毎日もらうようにして様子を見る事にしました。スタッフさん、お世話かけますm(_ _)m

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